どん!
買っちゃいました。
国内、いや世界最強と呼び声の高いあのクーラーボックス
プロバイザー ZSS-1600X !!!
世界最大の釣具メーカーダイワの誇るフラグシップクーラー!
いや、シマノも良いよ。自転車のコンポーネントはシマノを愛してやみません。
でも今回はDaiwa!買ったのはプロバイザー!
だってカッコいいじゃん。最近エントリーユースからプロユースまでデザイン頑張ってますよね、Daiwaさん。
しかし、安くはないですよねプロバイザーZSS。熟考に熟考を重ねてプロバイザーにたどり着いた経緯をここに綴って、皆さんの参考になればと思います。
現状分析
我が家ではこれまでコールマンの50L程度のクーラーボックス(現行のポリライトクラス)&ソフトクーラーバック(エクストリーム)を併用してきました。
35Lアルティメイトエクストリームソフトクーラー
48QTポリライトクーラー
といっても、ポリライトは10人以上の花見やBBQしか出番はなく、3泊2日といえどもソフトクーラーバックで出撃してました。
え~容量足りなく無いですか?はい、足りません。まともにやったら。。。
なので、なるべく冷蔵が必要な食材は避けてました。
あと、食材はなるべく現地調達。
あと、キャンプは涼しい高地に行く。
あと、そもそも夏はあまりキャンプしない。
・・・そんな言い訳だらけのキャンプ人生に終止符を打つべく、ZSS-1600Xは我が家へ降臨なされたのです。
選定基準
ここで、今回の我が家の選定ポイントを整理。
・無補給のキャンプ最長日数は3日とする
・我が家は比較的高機能のソフトクーラーボックスを保有
・このクーラーボックスに冷気の元(氷や保冷剤)を定期的に供給すれば冷蔵食材は保管可能
・真夏のキャンプに冷たい飲み物を供給するため、保冷水筒へ氷を供給したい。
・車の積載上、あまり大きなクーラーはNG
つまり開け閉めを極力少なくしつつ氷又は凍った飲み物だけを保管する高機能でジャストサイズのセカンドクーラーボックスを手に入れたいと考えたわけです。
メインの性能をエントリーレベルにおさえて、サブの性能を最大限に高める。
一見おかしな戦い方に見えますが、実践に裏打ちされた正しい戦略だと思っています。
つまり連邦軍の主戦力はジムでありながら、遊撃隊として活躍した最高性能のガンダムが戦局を変えたのに等しいということだ!(キリッ)。
ちなみに「開け閉めを極力少なくしつつ」というのはこれまでの経験上、実は非常に重要なポイント。そもそも、コールマンのアルティメイトエクストリームソフトクーラーは閉めっぱなしであれば、凍った冷凍焼き鳥が翌日まで凍ったままで、焼くのにとても時間がかかって困るぐらいの性能は持ちあわせていたりします。
従って、「高機能な大容量クーラー」よりも、開け閉めの多い「普通のクーラー」と「高機能なコンパクトクーラー」の2系統運用の方がエネルギー効率としては格段に有利。
また、氷の保存については出来る限り隙間の少ない空間で保管したほうが効率よく保管できるというのも大容量を避けたポイントです。大は小を兼ねない。
さて問題は4人家族上記利用用途におけるジャストサイズは何Lなのか?という問題。
保冷剤として1日2L、飲み物用に1L、溶ける分が2L・・・難しい・・・そもそも溶ける量とかわからん。。。
もう少し問題を少しシンプルに考えましょう。
まず、ソフトクーラー用の保冷剤又は板氷はおおよそ1.5L~2Lの間ぐらいなので2Lと仮定します。
これを2枚保管します。初日は直接ソフトクーラーに入れるとして、2日目1枚と3日目が1枚(半分溶けて実質1枚)の計算です。これでおおよそ4L。
残りが飲み物と溶けた氷ですが、溶けた氷は冷たい飲み物に変換されたわけであって無くなる訳ではありません。
つまりすべて飲み物用の氷(又は氷水)と考えると、溶けることをあまり厳密に考慮する必要はありません。
家族で1日に4Lの冷たい飲み物を提供するのに2Lの氷(又は溶けた冷水)があれば十分だとしてしまえば3日で6L。
合計で10Lに詰め込む隙間を考えて、おおよそ15~16L程度の容量をターゲットとすることにしました。
選定
さて、次はモデル選びです。
大きく高機能クーラーボックスの世界は2つあります。
「釣用」か
「そうでない」かです。
分かる人にはこれでわかると思うのですが、もう少し詳しく説明すると、釣り用のクーラーボックスは主に餌や釣った魚(つまりナマモノ)の鮮度を保つために日本のメーカーが最高級の性能を競ってきました。そこで行き着いた機構が真空パネルです。真空という熱伝導率が限りなく0になる面積を限りなく広げることで高性能を達成しています。最高性能は6面真空パネル。課題は価格と容量。真空パネルは価格が高く最強の6面ともなると価格は実売で4万円近く、容量も30Lあたりが限界です。(6面にこだわらなければ大容量もあります)。一方でキャンプ用は食材一般を保冷するためのもので、価格と保冷力のバランスがマーケティング上重要なファクター。従ってある程度こなれた断熱素材として発泡ウレタンが使われています。キャンプ用クーラーの性能はこの発泡ウレタンの厚さによって決まると言って良いでしょう。コールマンのエクストリームのハードクーラーで4cm程度。
コストパフォーマンスが最も良いのがこのクラスでしょう。
そして発泡ウレタン構造の最高峰のエスキーは5cm~6.5cm(熱が一番逃げやすい底面が6.5cm)。
大容量化も比較的容易で、100Lクラスも同じ構造で製造されています。
で、検討した結果は速攻で釣用に決まりました。問題は容量。実はキャンプ用のハイエンドクラスは2泊以上のメインクーラー利用想定されているため、50L未満のモデルが皆無。コールマンのエスキーで50Lクラスから。しかも重量が15Kgって。。。
6面真空パネルクーラーでけってーい!
ということでモデル選定の最後は釣用6面真空パネルクーラーを作っているメーカーはシマノとダイワのほぼ2択。
Daiwa Proviser ZSS-1600X(16リッター)
Shimano FIXCEL PREMIUM 170(17リッター)
さーどちらにする・・・あっさりダイワに即決。
おそらく性能は互角。値段も実売はほぼ互角。その他の使い勝手は正直わからない。わからないことは深く考えても無駄。結局最後の決め手はデザインでした。やっぱシマノさんはギアのメーカーなんですかねぇ。自転車のパーツも性能はイケてるんですけど、ファッション性というかブランドイメージではどうしてもカンパニョーロ負けちゃうみたいな。頑張ってもらいたいなぁ。それに比べてDaiwaさんはここ10年で急速に洗練されてっきた気がします。正直クーラーボックスにしても、少し前のデザインだといくら性能がよくても、なんとな〜くキャンプに持込みたくない気がしたのは私だけでは無いはず。でもこれならいけますよDaiwaさん!企業努力に拍手!
ということで、私が選んだプロバイザーですが、果たして想定通りの性能を発揮するのかは7月末の
ソトナニまでお預け!