マレーシア家族旅行(クアラルンプール編4〜5日目)

ミリオンバレー

2019年03月07日 00:08

マレーシア家族旅行クアラルンプール編
マレーシアに家族旅行に行ってきました。2月7日から5日間。前半ランカウイ等でビーチリゾートと自然観察を満喫し、後半はクアラルンプールでイスラム文化に触れる旅。こちらはそのクアラルンプール編。これから行かれる人の参考になる情報もなるべく載っけたいとおもいます。相変わらず長文です。暇なときにお付き合いください。4、5日目です。


■マレーシア家族旅行クアラルンプール編 目次



  1. クラブラウンジで至高の朝食

  2. 国立モスクへ

  3. イスラム美術館に感動

  4. クアラルンプールのタクシー事情

  5. セントラルマーケットでショッピング

  6. ペトロナスタワー

  7. レストランでぼったくり

  8. クアラルンプールさようなら

  9. シンガポールでトランジット

  10. 帰国



クラブラウンジで至高の朝食


7時に起床。相変わらずマレーシアの朝は暗い。しかし車どおりはすでに都会の朝のそれで、人々は起きている模様。今日はクアラルンプールの市内を観光する予定。大まかには国立モスクとイスラム美術館を見学し、午後からショッピングを楽しみたい。国立モスクは午後からお祈りの時間があって見学できない時間が多い。なので必ず午前中に回る必要がある。ただし、10時にホテルを出発すればよいのでまずはゆったりと朝食。場所はすでにおなじみのクラブラウンジ。着替えてラウンジに着くとすでにたくさんの宿泊客が朝食を楽しんでいた。たまたま昨日と同じソファー席が空いていたのでそこに通される。


席についてコーヒーをお願いしてビュッフェのパンやソーセージを楽しんでいると、朝食はこちらのメニューからもオーダーできるので、ぜひ楽しんでとコンシェルジュのお姉さんからのレコメンド。ビュッフェにもたくさんおいしそうなものがあり、そこそこお腹も満たされていたけど、せっかくなのでお勧めのラクサとオムレツをオーダー。程なくしてとても上品なオムレツとラクサが到着。うまーい。特にラクサが最高。とても上品でコクのあるスープ。さすが一流ホテルのラクサ。普通とは違う。おなか一杯でも食べられる。そして、とどめのケーキ。うまいんだこれがまた。結局限界まで詰め込んでしまった。

国立モスク


ご飯を終えて一度部屋に帰り出発の準備。地図を見ながら移動の計画を考える。電車で行こうかとも思ったけど、朝ご飯を楽しみすぎたので若干時間が心配。ということでやはりまずはタクシーで国立モスクへ向かい、そこからは徒歩で移動することに。ホテルのエントランスで国立モスクまでのタクシーをお願いすると、すぐにタクシーを手配してくれた。安定のブルータクシー。10分ほどで到着。


受付で記帳を済ませると靴を脱いで下駄箱に入れる。それから女性は紫のローブ(ヒジャブ)をすっぽり頭からかぶる。ヒジャブは常に使いまわされているようで、奥さん曰くしっとりしているらしい。それでも朝早めだったので、後から来るともっとしっとりしているかも。仕方ない。階段を上がると広い空間。たくさんの観光客が思い思いにインスタ映えするショットを狙っている。


ちらほらと観光客ではないガチ勢らしき人もいて、しげしげとモスクを眺めている。地方から来たのだろうか?お祈りの広場はさすがに入場禁止。


外から写真撮影し、次に歴代の位の僧侶のお墓をみて終了。


それほど見るところは多くはないけれど、広くすがすがしい空間で、お寺っていうより神社に近い空間。階段を下りて入り口に戻ると、たくさんの中国人がヒジャブ待ちで並んでいた。いや、ならんでいなかったので、ヒジャブを着せてくれるおばあさんから並んで待てと怒られていた。おばあさんが奥さんのヒジャブをはぎ取り、中国人に一団に渡す。どうやらなるべく朝早い方がよいようです。空いているし湿ってない。大切な模様。

イスラム美術館に感動


モスクを出て左手の坂を少し上るとすぐにイスラム美術館。


ここがすごかった。建物の装飾から始まり、服飾、家具、武具、宝石、食器・・・




ありとあらゆるものが展示されていて、そのどれもが美しい。イスラム世界の美しさはシンメトリーな幾何学模様。その美しさの中に不思議な曲線美。日本人からすると、なんとも不思議な美しさ。長男は武具がとっても気に入ったみたい。




なんせゼルダの世界そのままの武器や防具が展示されている。




長剣、短剣、弓、槍、拳銃、ライフル、鎧、兜、チェーンメイル、ラウンドシールド・・・ありとあらゆるものがそろっている。ゲーム好きにもたまらない内容かも。もちろんゲームに興味なくても、食器やテキスタイルそれにこの美術館自体の建物の天井装飾を見るだけでも十分に満足できますね。






観賞を終えてミュージアムショップでお買い物。みんなに配るためのお土産として、イスラミックアートのマグネットを大量に購入。ミュージアムショップは質の高いリーズナブルな商品がたくさん並んでいて、お土産購入にはお勧めです。

クアラルンプールのタクシー事情


アートを楽しんだ後はお買い物。チャイナタウンにあるセントラルマーケットに向かう。イスラム美術館を出るところで警備員に声をかけられ、次はどこに行くんだと尋ねられたのでセントラルマーケットだと答えると、それじゃあタクシーがいいよとの回答。歩いては行けないの?と尋ねると、結構遠いよと。地図上ではそれほどでもないのに???ってなってると、更にGrabは使えるかって聞いてきた。この度の大きな失敗の一つがこのGrabを準備してなかったことで、Uberすでに東南アジアから撤退していたということでGrabが無ければ配車サービスを受けることができない。大きなショッピングセンターには専用のGrab乗り場があるほど発達していて、流しのタクシー(ブルータクシー以外)を捕まえると金額交渉が必要になるが、Grabだとアプリで事前に料金が決まるのでトラブルがない。公共エリアの職員もGrabを勧めてくるというところに驚きはあったけど、旅行者がトラブルなく移動するのに最適な移動手段だということを考えれば、当然のことなのかもしれない。が、私たちはいったん歩いてみることにする。警備員にお礼を言って美術館を出発・・・行くことがかなり困難なことが判明。私たちの位置とセントラルマーケットの間には大きな幹線道路があって、この道路を渡るすべがない!いや無理して渡れなくなないかもしれないけれど、子供を連れてはちょっと危険すぎる。横断できるところは2キロ近く離れている模様。そんなに渡れない事ある?なるほど、先進国のように立体的な交通機能が少なく、車優先(効率化優先)なのね。結局国立モスクに客を乗せてきたブルータクシーを捕まえてセントラルマーケットに向かうことに。この国でタクシーは欠かせない模様。

セントラルマーケットの近くは大渋滞で、ブルータクシーのおっちゃんがあそこの建物がみえてるからここで降りなと、近くのパーキングの前で止めてくれた。こういうところもなかなか昔のアジアのイメージとちがう。メーターをギリギリまで上げようとかって発想がない。経済的に余裕があるというのがこういうところでもわかる。タクシーを降りて駐車場を通り抜けるとセントラルマーケットに到着。


外は欧米のショッピングセンターのイメージ。中は急にアジアのマーケット間丸出し。ギャップに萌える。いろんなテナントが入っていて欧米人の買い物客もちらほら。さすがにここでは数組の日本人を見かけました。逆に言うと、他では東アジアの顔は中国人だらけですね。ただ日本人はある意味ランク上みたいに思ってくれている感覚はあって、どこに行ってもサービスは丁寧。国立モスクの中国人みたいに雑な対応を受けることはほとんどありません。そして中国人と間違われることがない。ここが欧米と決定的に違う。もちろん逆に私たちは欧米人の細かい違いは感じ取れないもんね。お互い様だ。

セントラルマーケットでショッピング




セントラルマーケットではまず日本人に人気のナマコ石鹸を購入。もともろランカウイの名産だったけれど、ランカウイではマングローブツアーやセーリングに乗るのに夢中で、街中に買い物に出る時間がなく買うことができなかった。5個買うとプロモで1つおまけですと。そして店員の女の子が日本語を使える。この旅で二人目。同時期にハワイに行っていた後輩がそこら中日本語だらけで楽だったけどちょっと面白くなかったと。わかるなぁその気持ち。マレーシアの日本語使えなさ具合、ちょっと聞きなれないエイジアンイングリッシュ、でも外国人と言葉が通じないことに人々が慣れていて何とか通じ合おうとする文化がとっても面白い。ちなみにナマコ石鹸を売っていた店は見つけた限り二軒あってもう一つの店は中国人が経営しているように見えました。価格はそちらの方がちょっと安そうだったけど、パッケージはこちらの店の方が気が利いていたと思います。あと、JCBカードで更に割引がありました。JCBカードってたまにこういう日本人向けのガイドブックによく掲載されている店でプロモやってることがあるので海外旅行ではVISA、Masterのほかに一枚は忍ばせておかなきゃいけないカード。

ナマコ石鹸の次はロイヤルセランゴールドという真鍮製品の高級店に。


リクエストはなんと長男。どうしても行って何か買いたいと。相変わらず不思議な子で、きれいなグラスとかアクセサリーが大好き。常に宝物へのあこがれが半端ない。ガイドブックに載っていたマレーシアを代表するこの店の宝を一つ買って帰りたいという。高級店なので買えるものがあるのかわからなかったけど、とりあえず行ってみようということに。少し迷って結局ナマコ石鹸買った店の女の子に場所を聞いてたどり着いた。うーん見事に高級店。真鍮でこんなにするの?っていうぐらい高いんだけど、たしかに造形美は美しいものがある。しかしなかなか買えそうなものはない。ようやくショットグラスを2つ見つけてそのうちの一つを購入。本人はご満悦。日本に帰ってからもしょっちゅう磨いている。いつか一人で宝探しの旅に出るような気がする。それはそれでよいか。

買い物の途中で飲み物や軽食をフードコートのようなところで食べる。たくさんのお店があるのだけど、ジャンルの区別がよくわからない。


おそらくマレーシア、シンガポール、タイ、インドネシアあたりの料理で、さらにマレーシアの中でもうどん屋と焼き肉屋ぐらいのジャンル分けがされているんだろうけど、そのジャンルの差もわからない。ネットで見つけたワンタンミーなる食べ物を探したけれど、自力では見つけきれなかったので、とりあえずひとつの店にあるか聞いてみると無いとの回答。ただし2件左隣にあるよと。親切にありがとう。そこで2軒隣であるか聞いてみると、あるよと。一つお願いした。時間は5分ぐらいで、一度席に戻って家族と飲み物を飲んで店に戻って準備できた?と聞いてみると、軽くうなずいて料理をくれた。

で、お味は・・・まずかった。でも料理としてのポテンシャルは感じたので、店がダメだったらしい。まあ、そういうこともあるよね。

このカキ氷は美味しい。スイーツはハズレがないね。

セントラルマーケットでの豆知識を2つほど。一つはトイレ。2階にコイン式のトイレがあります。入り口のゲートでお金を投入。両替機はゲートのそばに。残念ながらコイン式の割にはあまりきれいではない。気をつけなきゃいけないのはトイレットペーパー。入口に係りの人がいるのでその人にもらわないと無いです。ただ、マレーシア全体でトイレットペーパーに関してはないところも多いらしいので、常にティッシュペーパーを持ち歩いていた方がよさそうです。ここのトイレットペーパーももらえるとは言え、ちょっとだけだったりします。もう一つは両替。レートがすっごく悪いので止めた方がよいです。我が家はどうしても若干無かったので、ちょっとだけ両替しましたが、最も劣悪なレートでした。その後セントラルマーケットの建物の外にいくつか両替屋をみつけ、そちらの方がはるかに良いレートだったので、ぜったいそちらがお勧めです。あんなレートで普通は換金しないと思うので、何か怪しい本業をやっているのではないかと勘繰ってしまいます。

ペトロナスタワー


セントラルマーケットの買い物を終えて、次はペトロナスタワーに地下鉄に乗っていくことに。Google先生を頼りに駅の入口へ。路線ごとに入り口が違うようでちょっと迷ったけど、何とか到着。券売機でチケットを買うと、青い謎のメダル。


トークンというらしい。中に非接触のチップが入っているらしく、Suicaのセンサーのようなところにかざすと使えました。


このトークンは改札を出る時には回収する投入口があります。このトークンのほかにSuicaのようなプリペイド式のカードもあるようですが、カード代金10リンギットというのが短期の旅行者にとっては高い気がします。いや、円換算にすると全然高くないんですけど、すでにマレーシアで数日過ごし、金額感が現地化してくると10リンギットあれば一食食べれるでしょって思っちゃう。

ペトロナスタワー近辺のショッピングモールはとっても近代的で、六本木ヒルズとかわらない。


たくさんの中国人観光客。豪勢な春節の飾りを除けば日本と同じ。


つまり、正直それほど面白くもない。別に中国人観光客が嫌いなわけではなく、本当に景色が日本と同じになってしまうと、なんとも味気ない。価格だってブランド物の価格はそれほどお得感はなく、都市は均質化されているんだなーというのが実感。唯一好感が持てるのがトイレ。


無料でいて、セントラルマーケットより10倍きれい。ただし、なぜか水浸し・・・なぜ?中国人の方々が間違えて使っているのではないかと。それとも掃除してる?驚いたのはドア一面に水滴がついていることが多い。というか全部のトイレが水浸し。ちなみに高級ホテルやショッピングセンターのウォシュレットにはもう一つホース型のものがある。日本の田舎のトイレにある簡易水栓用の洗浄ホースと同じ形状で紛らわしいが(いや、知らない人の方が多いか?)、こちらはウォシュレット的にも使うことを想定して設置してあるらしい。これは、結構そこらじゅうのトイレにあって、一説ではトイレットペーパー使わない為にあるらしいです(本当かどうかよくわからない)。

レストランでぼったくり


ペトロナスタワーでは結局買い物はせず、クアラルンプールの観光は終了。一日の締めくくりに少し早いけど、ホテルの近くで夕食をとることに。ペトロナスタワーからシャングリラホテルに歩いて向かう途中にある欧米風のバーレストランが見えたので、特に調べもせず入店。そしてこれが大失敗。かなり早い時間帯だったので客は我が家だけ。小太りの店員が席に案内してくれたが、まず店内が汚い。薄暗くてよく見えなかったけど、シートとかボロボロ。料理はあまり安くはないがおいしい。




問題はこの小太りの店員。ねっとりした接客でちょっといやな感じだったけど、支払いの段になってクレジットカードを出すと、決済機会が壊れていて使えないという。ところが10リンギットほど現金が足りなくって、仕方がないので近くの機械でキャッシングしてきて支払いをすると、先ほどと微妙に値段が違う。そしてこいつ明細を持ってこない。妻と怪しいなってなっていると、小銭のお釣りを持ってきた。たぶんそれも足りてない。ただし、こちらは子連れでしかも時間が早すぎてほかに客がいない。おそらく数リンギットなので、そのまま店を出た。それからホテルに帰ってクラブラウンジでカクテルタイム。


マレーシアは基本的に酒税が高いのでお酒を飲むと高いのだけど、クラブラウンジはお酒もフリーなので助かる。いかにもアジアチックなぼったくりの後だと、エレガントな接客が更に心地よい。


ここで先ほどの店で子供たちに店員がぼったくりをしていたことを教える。子供たちは驚く。そして取り返しに行かなければならないのではと言い出すが、それは危険だから駄目だよと。見分け方と対処として、もし戦うならば明細を持ってこさせることとか、日本人はチェックしない人が多いから相手もだましてきやすいとか教える。こういう軽犯罪を題材に教育できるのはアジア旅行ならでは。日本だと一気に危険度が増すので触れさせることができないですね。しかし、都心の一等地でまだあんなことがあるというのはちょっと安心というかなんというか。でも、急速にそんなことがなくなっているというのも確か。治安も昔のアジアの雰囲気はほとんどない。時代だなぁ。ちなみに後で調べると、入った店は夜の9時を過ぎるとかなりいかがわしい形態をとる有名なみせらしく、やはり外国では事前にネットで調べなきゃいけないなと思った。しかし、こんな高級ホテル・高級ショッピングビルの近くにあるとは思わなかった。新宿みたいなもんか。ただ店員の不正は別問題なので、とりあえずネットのレビューで制裁を加えておくと、あっという間に軽くバズってました。

ラウンジから部屋にもどり、コーヒータイム。


お風呂にゆったり入ったら帰る準備です。帰りの便は直行便がとれず、シンガポールでトランジットしてからの羽田便で、トランジットの時間が3時間ほどあることもあり、1日で帰り着くためには朝早く出発する必要があります。荷物を一つ一つ確認してパッキング。日本に着いたとき様の冬服も取り出しやすいバックに詰め込みます。それからホテルのアメニティーもいただいて帰ります。なんせ全部ロクシタンですからね。2泊目分も追加されている。さすがシャングリラのスイート。あと、帰ってきてから気づいたのですがウェルカムフルーツも追加されていました。残念ながらおいしくはないので、必要ないんですけどビジュアル的な高級感は常に保っておきたいのでしょう。ビジュアルだけですけど。パッキングを終えて、モバイルバッテリーの充電を確認し、目覚ましをかけて就寝。

クアラルンプールさようなら


翌朝、ざっと身支度を整えて出発の準備完了。クラブラウンジで朝食をとってそのまま出発するためにラゲッジサービスを呼んで荷物を預かってもらってから2階のラウンジへ。


ホテル最後の食事はエッグベネディクト。


海外ではどうしても食べたくなる。ただ、こちらのエッグベネディクトは残念ながら最高ではありませんでした。ポーチドエッグがちょっと硬すぎて、ソースもちょっと足りない。やはりエッグベネディクトは無理だったか。ということで、私調べでは朝食はラクサ最高という結果になりました。食べ終えたらチェックアウト。クラブラウンジの専用コンシェルジュでできるので非常にスムーズです。最後に美しいトイレ行ってから8時には出発。まだ薄暗い感じ。

ラゲッジサービスで荷物を受け取りKLセントラル駅へと伝えると、タクシーを用意してくれました。ちなみにホテルのホームページにはKLセントラル駅までの定額チケットがあるかのような記述でしたが、そんなものは案内されず常にメーターでした。4リンギットほどメーターの方が高くなるのですが最後まで分からず。車に乗るとすでに朝のラッシュは始まっており渋滞とはいかないまでも、そこそこのヘビートラフィックです。20分ほどでKLセントラル駅に到着。

駅に入ってKLエキスプレスの入口へ。自動券売機でファミリーチケットを購入。

4人家族はこれがベストプラン。
改札でQRをかざして電車を待ちます。朝早いのでそれほど込み合ってはいません。


電車に乗り込むと平日だからかビジネスマン風の人が多め。4人掛けのボックス席に収まって外を眺めるとずいぶん明るくなってきました。


来た時と同じパームツリーの畑を見ながらこの後の予定を確認。チェックインして、出国審査通過して国際線ターミナルへ移動して・・・考えているうちに到着。

KLエキスプレスの改札を出てチェックインカウンターに到着。


帰りはシンガポール航空です。いとこがかつてCAだった気がする。まあ、関係ないですけど。チェックインして荷物を預けます。シンガポールでトランジットですが、今回も荷物は羽田まで直行です。チケットを受け取ってセキュリティゾーンへ進みます。それから出国審査をうけてモノレールで国際線のターミナルへ。


ちなみに来た時のANA便とは違うターミナルの模様。案内板に従って歩いていけばたどり着けます。ところどころに日本語も書いてあります。それほど必要があるとは思えませんが。むしろ到着した後の国内線への乗り継ぎのためのイミグレの場所とか示してもらいたい気がする。逆にあっちは日本語の案内板が少なかったような。ターミナルに着くと少しお店があったので現金で最後のお買い物。子供のお友達のお土産としてキーホルダーとかを。リンギットさようなら。そして無事にフライト・・・の前に一つ事件が。フライト前の手荷物検査で娘のリュックに入っていた錫のおもちゃが刀の形をしていたので没収されました。前日にセントラルマーケットで子供の友達のお土産に買ったもの。セキュリティーゾーンまでは通過しましたがここで・・・。本当に余計なものは手荷物に入れておくべきではないですね。買った後すっかり娘のリュックに入れていたのを忘れてました。子供達もショックそうでしたが、こういうことがあるって子供たちの勉強になったということであきらめましょう。そしてシンガポールへのフライト。座席に着いた後白人の10代の男の子がそこは俺の席だといってくる。えっ乗る前に確認したぜ。しつこいので一応と思い自分のチケットを見直していると父親登場。彼は一つ前の列だった。無言で座る。おい、間違ってたんなら謝れよ!お父さん、お宅のガキのしつけなっていませんぜって心の中で呟いていると離陸。しかし、ランカウイからの戻りの便といい、間違う人ってなぜあんなにいる?しかも2列違っているとか、人が座っているところに確認もせずクレーム入れるとか。新幹線だって結構おれ見直す派なんだけど。唯一の救いはCAさんがやたら美人だということ。すばらしく整った顔立ち。ただし、客に対してはかなり厳しめで笑顔なく離陸前のUSB接続チェックとかやたら取り締まりが厳しい。それが何気におもしろい。日系のように一回目は笑顔で優しく諭すとかない。困った顔で申し訳ございませんが・・・とかもない。びしっと始まる。こえー。わがままな客も多そうだから自然にそうなるのかな。あと、中国人のグループが子供を座らせる位置を勝手に変えて怒られてた。保安上の問題もあると言っているんだけど、英語が理解できていないようで、かなり手間取ってた。こんなに機内でのトラブル多い国際線初めてかも。日本便って平和なんだなぁ。そんなトラブルを楽しんでいると、距離感的にはランカウイと変わらないので1時間ほどでシンガポール到着。

シンガポールでトランジット




シンガポールのトランジットは3時間。お昼ご飯を食べる時間だけど、まずは出発便のでるターミナルへ移動。調べたところモノレールで移動する必要があるとのこと。さすがアジア有数のハブ空港。



広い。成田ももっとハブ空港としてがんばれと思う。羽田の設備的な拡張に限界が見える以上、成田をもう少し機能アップさせるしかないんだけどなぁ。特にLCCを更に飛ばすには成田を増やすしかない。それは日本人のためではなく、日本にくる外国人のため。そうしないとインバウンドが頭打ちになってしまうはず。しかし、流石にアジアのハブ空港。シーズンオフとはいえ日本人をたくさん見かける。一気にマレーシアとの違いを感じる。こんなに近いのにね。次の羽田便の出発ターミナルへ移動し、ゲートを確認してからお昼ご飯。近くのフードコートエリアで最後のアジアンファーストフードを物色。ここでもう一度ワンタンミーに挑戦。昨日のセントラルマーケットでは撃沈した料理に懲りずに挑戦。一度の失敗ぐらいでくじけてはアジアで生きてはいけないのだ。結果は・・・おーまあまあイケてる。空港の食事にしては合格ですよ。でも、もっとイケてるワンタンミーはあるはず。人生の目標がまた一つ増えた。

子供達も適当な食事をとり、少しだけお買い物。と言っても結局コンビニみたいなところでちょっとだけ。ちょっと早めにゲート手前の手荷物検査を抜けて搭乗口へ。少しまってから搭乗。


この旅最後のフライトです。ラストもシンガポール航空。6時間ぐらいのフライトということで、機材もしっかりしている。さて今回のトラブルは・・・二列前の赤ちゃんが泣き止まない。どうせ映画三昧のつもりだったので、全然オッケー。しっかし中国人のお父さんとお母さんのあやし方がへたくそ。大抵こういう時は気圧の変化とかでむずがっているんだから、飲み物や飴とかで耳抜きを少しずつさせてみればよいのに、必死に抱っこの仕方をかえて話しかけているだけ。延々と2時間ぐらい。ようやく疲れて寝たと思ったら食事出てきて、それをまた無理やり食べさせて泣かせるという。それでまた慌てるくらいならそのまま寝かせとけばよかったのに。せっかくの食事がもったいないとでも思ったのだろうか。たいした食事でもないのに。ただし、そんなことこれまでのフライトに比べればいたって平和。大丈夫どうせ深夜便でもないからあわてずあやしてくださいな。こっちは映画に集中。ミッションインポッシブルの最新作がよかった。カッコいいー、トム・クルーズ。ほかにも2本ほど見て到着。子供達もアニメ三昧で一睡もしなかった模様。ちょっとは寝ろよ。

帰国


羽田到着。


羽田の何がすごいって、トイレが最高。公共施設のトイレでありながら、購入ホテル並みの清潔さを保てることが奇跡におもえる。後で調べたんだけど、羽田のトイレって清掃間隔が1時間以上あかないんだって。すごいな、羽田。ドライなトイレに久々に入った。やはりトイレは日本が一番ですよ。ジャパンクオリティのすべてがそこにあるよ。って、楽しむ時間はあまりない。急いで荷物を受け取ってTCAT行きのリムジンバスを目指す。子供達、駆け足!これを逃すと次の便は1時間後。すでに子供たちの就寝時間を超えてる。明日は学校。なるべく早く帰りたい・・・何とか間に合った!バスは高速をひた走り、TCATに到着。最後はタクシーで自宅到着。お疲れさまでした。

本当に楽しいマレーシア旅行でした。久々の海外。初めての国。初めてのイスラム圏。もちろんトラブルはありましたが、いずれも許容範囲内でしたしね。子供達が楽しみながら、いろんな刺激をうけたみたいでよかった。ランカウイではビーチリゾートで自然と海のアクティビティを満喫。マングローブツアーもよかったし、海の上のレストランも久しぶりのディンギーセーリングも思い出になりました。一転してクアラルンプールでは高級シティホテルで、最高のサービスを経験。文化を見てアジアの今を感じました。ぼったくりの現場も含めて学校で教えてくれないことを経験として学べたのは大きかったですね。最近若い子たちが会社に入ってきて、海外とかあまり興味ないんで・・・と、行ったことない子が入ってくるんですが、とりあえずどこでもいいから行っとけと思う。知っていると思い込んでることたくさんあるから。それで、日本を見返すとまた良いところが見えてくるんだよ。日本のトイレが超絶最高!だとか。さて、次は下の子がハワイ行ったことを忘れちゃってるから、ハワイ行かなきゃなぁ。貯金だ。

関連記事