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2018年10月11日

夏の水俣では家族でタチウオを殿様気分で爆釣できるという話

真夏に実家のある水俣で太刀魚を爆釣してきました。前回の長女の船キス釣りデビューに引続き夏の釣の思い出を秋に綴るシリーズ第二弾。すべてはキャンプという名のなんちゃらってブログ名だったっけ。まぁ、家族サービスってところが大切だから。そう、これは家族との思い出日記。秋に夏のことを書いても良いし、PVがキャンプ記事に比べて10分の1ぐらいになっちゃう釣り記事を、せっせと丹精込めて書き続けるのも大切な事なの。家族サービスとは全く関係ないナイト用のサングラス記事のPVだけ、異様に伸びつづけるとか、よく分かんねーので、ほっといちゃう。あーでもサングラスネタひとつあるなぁ。気が向いたら書こっ。

■夏の水俣では家族でタチウオを殿様気分で爆釣できるという話 目次



  1. 湯の児の太刀魚釣り体験とは?

  2. 朝っていうより夜に出船

  3. 殿様気分でお爺ちゃんも子供達も釣れるのだ

  4. 流石に沢山の釣れすぎるのでジギングもやってみた

  5. タチウオづくしでやっぱり旨い



湯の児の太刀魚釣り体験とは?


どーん!
夏の水俣では家族でタチウオを殿様気分で爆釣できるという話

これタチウオ関係ない。タチウオ釣る二、三日前に朝の日課の近所の海釣りで仕留めた(物をもらった)スズキさん。立派よねー。トップでドーンと出て、堤防中が釘付けになったモンスター。当日は身が硬すぎて、食べられず。昆布締めにして三日後に絶品な白身に生まれ変わった。まあ、こんな奴がいる豊かな海ってこと。

そんな我が郷土の熊本県水俣市には、二つの温泉が有名で、山の湯の鶴温泉と海の湯の児温泉。どちらもいい温泉なんだけど、タチウオが釣れるのは、当然海に面した湯の児温泉の方。このあたりは所謂八代海と呼ばれるところで、九州本土と天草諸島に囲まれた内海で、瀬戸内の海のように穏やかなことが特徴。この海は昔から夏は太刀魚漁のメッカです。小さな頃は太刀魚の刺身がどこからともなく回ってきて食卓に並んでいた気がする。あとキビナゴね。爺さんが好きだった。親戚のお祖父さんは漁師を引退したいまも、暇があれば太刀魚釣に行くようです。好きなんですね。わかります。ガツンとくるもんねぇ。で、あの釣りたての美しさ。そして食べても美味い。

湯の児温泉では太刀魚釣の体験コースとして一艘18000円(5人まで。5人以降は+1000円/人)でチャーターできます。一般的な釣り船に比べたら破格の値段。時間は3時間程度で半日船といった雰囲気ですが、3人でもこの値段なら許せる。しかも、シーズンピークの活性の高い時期だと、4人ぐらいいれば2時間ほどでクーラー満タンになるのでこれ以上の体験は必要ないレベルです。食べきれませんよ。そして「体験」としては十分なサービスレベルで、釣りした事ないとか、餌つけられないとかでも問題なし。究極的には魚さわれなくてもオッケーなレベルです。子供もお婆ちゃんも、魚のヌメヌメが苦手なお母さんもいっしょに楽しめる。そして本格的なお父さんは隣りでガチガチの太刀魚ジギングも楽しめます。(一応船頭さんに断ってからやってくださいね。)

今回は私の両親と私たち家族全員の6人で利用しました。予約は湯の児釣船組合に電話すると、適当な船を斡旋しておいてくれます。後は指定の時間にクーラーボックスを持って行くだけ。本当にお手軽です。詳しくはこちらのホームーページをみてください。
http://www.taiken-kumamoto.jp/programs/detail/63

朝っていうより夜に出船


予約したのはお盆前の平日。朝の4時半集合という事で、かなり早起き。湯の児温泉街入り口の駐車場に着いて車を止めた頃でもまだ真っ暗です。そこからクーラーボックスをもって少し歩いて、港というより温泉街の前の船着き場に着くと船が3艘。どうやら私達家族以外に2グループ居るみたいです。一番早くついたみたい。名前を告げると「あーこっちです」と船頭さん。ライフジャケットをもらって乗り込むと「じゃあ出ましょうか」といってあっさり出船。真っ暗闇の海へ出船です。
夏の水俣では家族でタチウオを殿様気分で爆釣できるという話
子供達はまだ眠そう。無理もない。
しかしですよ、温泉街のあかりが遠ざかると満天の星空。こりゃキレイです。真っ暗闇の海に出るってなんか久々。非日常感が素晴らしい。ちなみにこの後明るくなってもキレイな景色が次々と現れます。それだけでも乗ってよかったと思える。
ちなみに持ち込んだ荷物は氷を半分ぐらいつめたクーラーボックスとおにぎりと飲み物。あと私が個人的に楽しむ為のジギングタックルです。本当に簡単な装備。楽チンです。

殿様気分でお爺ちゃんも子供達も釣れるのだ


夜の景色を楽しんで居ると20分ほどで御所浦沖に到着。あっというまに天草側に来たわけです。船だと近いなぁ。車だと3時間以上?そもそも御所浦とか車で行け無いか。船足が止まってあかりを炊いて釣りの準備を始めます。釣り方は漁師さんと同じ手釣り。釣竿とか使わずに釣り糸を直にもってつるあのスタイルです。メインラインはナイロンの10号ぐらいですかね。やたら太い。シンカーは15号ぐらい?そのさきにハリスが7号とかでしょうか途中に5号ぐらいの中通しの重りがもう一つ挟まってその50センチほど先にテンヤです。テンヤの針にはキビナゴ。ちなみにそのテンヤのキビナゴは船頭のおじさんがつけてくれて、根元のスナップを外してテンヤごと次々に変えてくれます。なんと一切キビナゴさえ触らないでも済むという。。。
夏の水俣では家族でタチウオを殿様気分で爆釣できるという話
これは明るくなってから撮影。
流石にうちの両親は少し離れた船尾側で釣ることになったので、自分で付け替えてましたけど。
そのテンヤを船べりから海にポトンと落として後は潮に任せて流していきます。八代海は穏やかな海ですけど、決して潮がゆるいわけではなくて、穏やかな表情とは裏腹にしっかりと流れています。船頭さん曰く水深は50メートル弱ということですが、70メールぐらい流してもボトムに付きません。かなり斜に流れてるってことでね。で、ボトムは取らずにそれぐらい流したところから両手でゆっくりと道糸をたぐり寄せていきます。もし太刀魚が当るとガツっと手にあたりが伝わります。瞬間に合わせをいれて(いれなくても掛かるんですけど、雰囲気です)そのまま手繰り寄せると水面に銀色の魚体が・・・キラキラとした美しい太刀魚です。つまり子供でもできる。
夏の水俣では家族でタチウオを殿様気分で爆釣できるという話
ファーストヒットはウチの親父。やや小ぶりのサイズですが、立派な太刀魚です。楽しそう。
夏の水俣では家族でタチウオを殿様気分で爆釣できるという話
すでにタチウオの刺身を思い浮かべる。うまそー。この釣りのポイントはその日の巻上げスピードを見つけること。なのでヒットした人の巻上げスピードをみて真似することが肝要。とかって思っているうちに、子供達に次々とヒット。まだ暗いうちが一番活性が高いらしく、次々に魚がかかります。掛からなかったとしても、巻上げてみるとキビナゴが半分食われています。そうしたら船頭さんがテンヤごと交換。ふりむくとキビナゴのついたテンヤが大量に用意してあります。こちらは付け替えてもらったらすぐに投入するだけ。殿様の釣りです。やりすぎると釣り人をダメにするなこれ。
全員であっという間に20ぐらい釣ったでしょうか。徐々に空が明るくなってきます。美しい朝焼け。
夏の水俣では家族でタチウオを殿様気分で爆釣できるという話
これだけでもこの船に乗った価値があるんじゃないか。御所浦の岸壁がはっきりと姿を見せる。あの辺りは火石がたくさん取れるところらしく、後日子供達は火石発掘体験の予約をいれてあります。その船も水俣港から出るので楽ちんです。水俣って南九州の海側のレジャー拠点に良いところなんだけどなぁ。なかなか伝わらず観光協会は苦戦している模様。まあちょっと理由は分かるけどね。宿泊とかレストランのサービスレベルなんだよねぇ。庶民的なところだけじゃなく、もう少し雰囲気とかストーリーを大切にする店舗が増えれば一気に変わるのに・・・。美味しいからってスペインレストランで普通のとりの唐揚げは出してはいけないと思うんですよ・・・いや美味いけどさ。
なんて悲哀が通じてしまったのか、若干アタリが止まってきた。まあ明るくなったからか。と、すかさず船頭さんが船を少し移動。おそらくタチウオが明かりを嫌ってボトムに沈んだので、それに合わせてポイントをやや沖合の深場に移動した模様。ちなみに魚探らしき物は付いていない。長年の経験でここだってところが分かってるんでしょうね。普段は漁をやってるとのこと。ポイントを移動すると、またもやフィーバー開始。特に1年生の長女のあたり方がすごい。手繰るスピードが今日の活性に合っているんでしょうね。お兄ちゃんと二人で次々に釣り上げます。クーラーがかなり一杯になってきてます。
夏の水俣では家族でタチウオを殿様気分で爆釣できるという話
でもまだ釣る。
夏の水俣では家族でタチウオを殿様気分で爆釣できるという話
釣りというより漁だなこれは。長男の釣り糸からF5サイズの上等な奴が浮上。尻尾を共食いされて少し短くなっていたけど、それでも余裕のメーター越えです。これは刺し身。良い刺身。

流石に沢山の釣れすぎるのでジギングもやってみた


随分と連れてお土産は十分なので、船頭さんに断ってジギング開始。水深はおおよそ50メートルとのこと。あまり深いってわけではないけど潮は結構早い。とりあえず100gからスタート。ジャッカルのアンチョビット。カラーはピンク。が、ちょっとウェイトが足りない。ボトムが全然取れない。流石にジギングでボトムが取れないのは痛い。ということで130gにウェイトアップ。カラーはシルバーのゼブラ。これでも結構流されるけど、70メートルほどラインが出たところでボトムがとれた。餌で釣れていた水深はおおよそ底から10メートルぐらいまでの間なので、斜めに入ったラインを考慮して、リールのカウンターで25メートルほど巻くまでシャクって再度ボトムを取り直す感じかな。3回目のボトムを取って巻上げたところでヒット!
夏の水俣では家族でタチウオを殿様気分で爆釣できるという話
残念ながらそれほど大きくはないけれど、ジギングはやっぱり楽しい。釣ってやった感がある。サイズアップを図るべく続けてジギング。もう一本ヒット。潮が少し緩んできたのでジグウエイトを100gに戻す。少しアタリが遠のいて10分ほどしゃくったところでふっとジグの重みが消える。なんとPEの部分でラインブレイク。船頭さん曰くPEのマーカーの白い部分に食いついて歯が当たったんだろうと。タチウオはこれだから。。。リーダーを組み直すのも面倒なのでこれでジギングは終了。最後の時間はエサ釣りにもどる。すでにかなり日も登り、あたりも遠のいていたので、数匹追加して納竿。いや竿を使ってないから納竿じゃないか。なんていうんだ?終漁かな?
夏の水俣では家族でタチウオを殿様気分で爆釣できるという話

タチウオづくしでやっぱり旨い


随分日も登り、暑くなってきたところで帰港。途中の船も気持ちいい。

といってもまだ8時ぐらい。海辺でおにぎりを食べてから帰宅。まずは長男が釣ったF5から朝ごはん用の刺し身をとります。
夏の水俣では家族でタチウオを殿様気分で爆釣できるという話
脂のってるねぇ。うまいに決まってる。で、海の幸多めの朝ごはんを頂いて、子供達はお休み。
夏の水俣では家族でタチウオを殿様気分で爆釣できるという話
朝早かったので仕方ない。こちらはお仕事。なんせクーラー満タン。
夏の水俣では家族でタチウオを殿様気分で爆釣できるという話
近所におすそ分けしたのに減らない。
残りもいっぱい捌くぞー
夏の水俣では家族でタチウオを殿様気分で爆釣できるという話
・・・って、親父がほとんどやってくれた( ・∇・)悪いねおじいちゃん。

いやー最後まで殿様釣りでした。ほんとうにたった3時間弱で大漁。お爺ちゃんが衰えて、魚捌いてくれなくなって俺一人でさばくことになるんだったら躊躇するレベル。よし、元気なうちに行っとこう。というか、いつまでも元気な親父でいてください!











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Posted by ミリオンバレー at 03:18│Comments(0)フィッシング海釣り
 
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